リトルウッドの法則とは
リトルウッドの法則(Littlewood’s law)とは、35日に1度のペースで人間は奇跡に遭遇しているとした考え方のこと。イギリスの数学者ジョン・エデンサー・リトルウッドが、奇跡を「100万回に1度しか発生しないレアな出来事」と定義した場合、人間の1秒に1事象が発生すると仮定した結果、35日間で100万回に至ることから自身の著書で提唱しました。
過去35日に奇跡っぽいものは起きなかったけどさ・・
なにも、自分がハッピーになれることが奇跡とは限らないし。
しょっちゅう奇跡が起きていることになる
朝、スマホのアラームを止める、ベットから起き上がる、髪をかき上げ、背伸びをする。
首筋の寝汗を拭い、寝ぼけ眼で周りを見る、もうちょっと眠れるのではいかと時計をみて、もう一度ベットに倒れこみ、布団を被り、再び眠りにつく。
これだけでも人間は10の行動をしています。もっと細かく言うと、窓から眩しい朝日が差し込む、鳥のさえずりか聞こえる等の事象も発生しています。
リトルウッドは、奇跡が100万回に1度の事象ならば、35日間で人間の行動や降りかかる事象が100万回に到達するとしました。
ならば、35日間で1度奇跡を体験していることになるため、奇跡なんてものは珍しいものでもなんでもないとするのが、このリトルウッドの法則です。
行動するだけ奇跡は日常になる
気づいていないだけで、私たちの周りではいろんな奇跡が起きているようです。
それらに敏感になるのはもちろんですが、行動すればするだけ奇跡とやらは頻度高く発生するのではないでしょうか。
リトルウッドの試算によると1秒に1つ事象が発生する場合、1日の活動時間を8時間とすると35日間で100万回に達するというものです。
奇跡が30日に1度に、25日に1度に、奇跡と出会える可能性をアップさせるのは行動力のようです。
身の回りで起きる様々な出来事に高くアンテナを立てて、アクティブな生活を心がけたいものですね。
(参考文献)
Littlewood’s Miscellany, edited by B. Bollobás, Cambridge University Press (1986)
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