恋愛尺度とは
恋愛尺度(Love & Liking Scale)とは、友情と恋愛感情をそれぞれ区別し尺度づけしたもの。
社会心理学者ジック・ルービンは、恋愛尺度なるものを提唱し、友情と恋愛感情はそもそもどう違うのかを調べました。
このように友情と恋愛感情はかなり違いがあります。
しかし、なぜか男性は友情の発展形を恋愛感情とみなすことが多いのに対し、女性はこの2つは全く別物の感情であると考える人が多いとルービンは自身の著書で述べています。
つまり、友情の発展形が恋愛感情だとみなす男性は、女友達とある程度仲良くなるだけで、勝手に恋愛感情を抱いてしまいがちと言えます。
「この子・・俺のこと好きなんじゃないか」と、勘違いしてしまうことが多いというわけです。
また、女性は知らぬうちに、そんな男心を翻弄(ほんろう)してしまい、突然男性からの告白に驚いたり、時には魔性の女になってしまうこともルービンの恋愛尺度の考え方では十分可能性があるといえます。
その勘違い野郎がこの人です。
ほっとけよ!(涙)
男女の恋愛は成立するか
このように友情と恋愛感情の捉え方がそもそも男と女では異なるため、ありがちな「男女間の友情は成立するかどうか」というアンケートを取ると、だいたい女性のほうが「成立する!」という回答が20%ほど多い結果になります。
まとめると、男性は友情と恋愛感情をごっちゃにしてしまい、女性は友情と恋愛感情は別物であるとみなしていることが多い。
職場や学校、バイト先などの人間関係のイザコザには色恋沙汰が関与していることが少なくありません。
余計なトラブルに巻き込まれることを防ぐために、この恋愛尺度の考え方を理解しておくことは案外重要なのかもしれません。
(参考文献)
ジック・ルービン「愛することの心理学」市川孝一訳、思索社(1991)https://amzn.to/3O2NcrJ
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