SVR理論とは
SVR理論(Stimulus-Value-Role Theory)とは、恋愛関係が発展していくプロセスを3つの段階に分けて説明する社会心理学モデルです。
SVRはそれぞれ以下の頭文字から成り立っています。
恋愛初期~中期、後期によって、恋愛関係に必要なものが変化していくという考え方で、アメリカの心理学者バーナード・マースタインが提唱しました。

相手に求めているものが変化するんだね。

恋愛には3つの段階があるんだ。
良い恋愛に必要なものは変化する。
出会いの瞬間って、目が合っただけでドキッとしたり、声を聞くだけで心がくすぐられたりしますよね。
出会いの時期に必要なのがStimulus、つまり「刺激」こそが恋愛初期に必要なものでしょう。
出会ったばかりのころ、最も重要とされるものは、外見や声、第一印象や雰囲気など、相手の魅力が感覚的な刺激となって好意が芽生えます。
特に見た目。視覚的な情報はとてもインパクトがあります。
恋愛関係が進んでくると、恋愛初期に重要だった見た目などの「刺激」は、重要性が低下します。外見で一目惚れしても、話をしてみたら「え?全然合わない…」なんてこともありますよね。
ここでは相手との価値観や信念が合っているかどうかという「価値感」が大事になってきます。
趣味、政治観、仕事観、人生設計、映画の好みや旅のスタイル、そして人生設計まで――ちょっとディープな話題も臆せずシェアして、お互いの心に共鳴を生み出しましょう。
付き合いが長くなってくると、家事の分担やお金の管理、将来の子育て観など、日常的な“役割”が顔を出してきます。これがRole、つまり「役割の適合性」です。
いくら価値観が合っていても、暮らし方で擦り合わせができないと、長続きしにくいですよね。
同棲前のルール決め、大事なお金の話、将来のライフプラン相談――話し合いを重ねることで、お互いにとって心地よい共同生活を築く段階です。
SVR理論は、まさに“いい恋愛に求められる3大要素”の処方箋。次の恋を始めるときは、この魔法の3ステップを思い出して、あなたにぴったりのパートナーと深い絆を育んでくださいね。
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