オズボーンのチェックリスト

アイデア
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オズボーンのチェックリストとは

オズボーンのチェックリスト(Osborn’s checklist)とは、発想を広げるための質問項目をあらかじめ用意し、それに沿ってアイデアを出していく発想法です。
「いいアイデアが思いつかない」と悩むときでも、質問に答えていくだけで、自然と考えが広がるのが特徴です。

この手法を提唱したのは、アメリカの広告業界で活躍した アレックス・F・オズボーン です。彼はブレインストーミングの考案者としても知られており、「発想は才能ではなく技術である」という考え方を広めました。

オズボーンのチェックリストは、偶然のひらめきに頼らず、意図的にアイデアを生み出すための道具として今も使われています。

 

 

チェックリストを使った発想の進め方

オズボーンのチェックリストでは、対象となるモノやサービスに対して、決まった視点から問いを投げかけます。代表的な質問は次のようなものです。

  • 他に使い道はないか(転用)
  • 応用できないか、似たようなアイデアはないか?(応用)
  • 何かを変えられないか(変更)
  • 大きくできないか、小さくできないか(拡大・縮小)
  • 物、場所、素材を別のものにできないか。(代用)
  • 他のものと組み合わせられないか(統合)
  • 逆にできないか(逆転)
  • 不要なものを削れないか(削除)
  • 配置や順序、プロセスを置換えできないか(置換)

 

例えば「マグカップ」を題材にすると、
「保温性を変えたら?」「持ち手をなくしたら?」「別の用途に使えないか?」
といった具合に、上記の質問に沿って、視点を強制的に切り替えられます。

重要なのは、最初から良し悪しを判断しないことです。
「変なアイデアでもOK」と割り切り、数を出すことが発想を広げるコツです。

 

 

オズボーンのチェックリストのメリット

オズボーンのチェックリストの最大のメリットは、発想に行き詰まりにくくなることです。
「何を考えればいいか分からない」という状態でも、質問が次の思考を導いてくれます。

また、個人でもチームでも使える点も魅力です。
会議で沈黙が続く場面でも、チェックリストを共有すれば全員が同じ視点で考え始められます。

さらに、アイデアの質より「量」を重視できるため、失敗を恐れずに考えられるようになります。
これは創造的な仕事だけでなく、問題解決や改善活動にも有効です。

オズボーンのチェックリストは、特別な才能がなくても、考える手順さえ守れば誰でも発想力を引き出せる実用的な方法だと言えるでしょう。

(参考文献)
「創造力を生かす―アイディアを得る38の方法」アレックス・オズボーン著 豊田晃訳, 創元社(2008)https://amzn.to/4qzVlUF

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