SECIモデルとは
SECIモデル(SECI model of knowledge dimensions)とは、個人が持つ知識やノウハウを、誰もが理解できるマニュアルやデータに変換して共有することで新たな知識を生み出すナレッジマネジメントのフレームワークのこと。 一橋大学名誉教授の野中郁次郎さんと竹内弘高さんが提唱しました。
個人の知識をいかに組織の知識にするか、知識の創造と共有は、組織内での効果的なコミュニケーションとイノベーションに不可欠な要素です。
とは言え、匠の技・長年の経験や勘のようなものはどうしても属人のものになってしまいがちで、それを組織のものにすることは簡単ではありません。
SECIモデルは、そんな属人になりがちな知識がどのように個人から組織全体に広がっていくかを理解するための優れた枠組みです。
暗黙知と形式知

職人が持っているような言葉や文字で表現しにくい情報のことを暗黙知と言います。
また、マニュアルやレシピなど、言葉や文章で表現される情報のことを形式知と言います。
暗黙知を形式知に、形式知を暗黙知に変換していくことで、情報を組織内で循環・活用させる。これがSECIモデルの基本的な考え方です。
SECIモデルの4プロセス

自転車の乗り方だって文書化できる
例えば「自転車の乗り方」は暗黙知です。感覚的なものなので、なかなか文章にしにくいですよね。でも、共同化~表出化のプロセスを経て形式知にすることは可能です。
この変換は「文書化しにくい」ものではありますが、「文書化できない」ものではありません。
SECIモデルは、これらのプロセスが連続的に循環し、知識が組織内で共有され、活用される過程を示しています。
組織は、このモデルを通じて知識の創造と共有を促進し、革新的なアイデアや最良のプラクティスを生み出すことができるでしょう。
(参考文献)
野中郁次郎「知識創造企業」(竹内弘高共著 梅本勝博訳)東洋経済新報社(1991) https://amzn.to/3Lp3vkg



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