ローリング・ウェーブ計画法とは
ローリング・ウェーブ計画法(Rolling wave planning)とは、計画を徐々に細かくしていく反復計画法のこと。
これから始まるプロジェクト、これから始まる業務など。
これからスタートする物事の計画段階では情報が不足しがちで、まだハッキリ分からない点や不明瞭で計画を練ることができない事柄があるはずです。
そんなとき、
まずは近い未来の分かるところだけで計画を練る。分からない先のことは大まかな流れだけ策定しておいて、分かるようになったら細かく計画を練る。そんな計画法がローリング・ウェーブ計画法です。
ローリング・ウェーブ計画法という名前は、海岸から見ると遠くの波は大きなうねりがありますが、砂浜近くの波は小さな波になっていることが由来になっています。
「遠い波は大雑把に、近く波は詳細に」計画することがコンセプトになっています。
法則うさぎ
計画の最初の段階はなにかと情報が足りないからね・・
イトケン
計画しようにも、情報不足でできないこともあるよな・・
ローリング・ウェーブ計画法のメリット
このローリング・ウェーブ計画法の一番のメリットは、変化に対応しやすいことです。
プロジェクトが進行するにつれて変更が生じることは避けられません。ローリングウェーブ計画法は、柔軟性を保ちつつ変更に迅速に対応できるため、現実の状況に適応することが容易です。
(参考文献)
A Guide to the Project Management Body of Knowledge, Project Management Institute
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