アイビーリーメソッドとは
アイビーリーメソッド(Ivy Lee Method)とは、前日に6つの重要なタスクを選び、優先順位をつけ、次の日にそれらに集中するという時間管理方法のこと。
これにより、作業や仕事の効率的な優先順位付けが可能になります。
STEP1
前日に明日やるべきことを6つ限定で書き出してみる。いろいろありすぎると気持ちが散漫になるので必ず6つにします。
STEP2
重要度の高い順番に番号を振ります。
STEP3
当日は必ずその順番でタスクをこなしていきます。着手しているタスクが終わらないと絶対に次のタスクに進んではいけません。
STEP4
一般的に重要度の高いタスクは難易度も高いことが多いので、すべてのタスクを終わらせることは難しいものです。そんな時はこう考えます。
最も重要度が高いタスクを完了できた。
残ったのは重要度が低いタスクだし…
ま、いっか。
「ま・いっか。」でいいの!?
だって、残ったものは重要度が低いものじゃん。もちろん6つ全部できればいいけどさ♪
不要なものを切り捨て、マルチタスク禁止
提唱者である経営コンサルタントのアイビー・リーによると、このアイビーリーメソッドには2つの基本的な考え方が存在するとのこと。
1つ目の考え方が「不要な物事を切り捨てる」というもの。
やることを、たった6つに限定するということは、その6つ以外を切り捨てているということです。また、結果としてできなかったタスクも、重要度が低いものだし、「ま・いっか」と切り捨てています。いかに不要な物事を切り捨てて、最もやるべきことに注力すべきという考え方です。
2つ目の考え方が「マルチタスク禁止」というもの。
マルチタスクというと、あれもこれもできてしまう優れたイメージがありますが、とても効率が悪いのも事実です。よくよく考えてみると、私たちの普段の仕事も色々と分業化されていますが、あれは作業効率の向上のためですよね。先行するタスクが終わらない限り、絶対に次のタスクに着手しないのも同じく作業効率のためです。
アイビーリーメソッドは、日々の仕事に焦点を当て、優先順位をつけることで、生産性を向上させるためのシンプルで実用的な手法です。
このメソッドを取り入れることで、仕事の効率を向上させ、ストレスを軽減することが期待できます。ぜひ試してみてください。
(参考文献)
小田全宏「頭がいい人の脳の使い方」あさ出版 (2020) https://amzn.to/3TD1HWB
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