テンプテーション・バンドリング

セルフコントロール

テンプテーション・バンドリングとは

テンプテーション・バンドリング(Temptation bundling)とは、行動経済学に基づいた考え方で、私たちが好きな活動を、もっと生産的または健康的な活動と組み合わせることです。

つまり、あまりやりたくない活動を、楽しい活動と一緒に行うことで、その行動を続けやすくする方法のことです。

このテンプテーション・バンドリングの概念は、アメリカの行動経済学者であるキャサリン・ミルクマンによって提唱されました。彼女は、行動科学とその実践的な応用において、特に個人の習慣形成や自己制御に関する研究で知られています。

テンプテーション・バンドリングは、人々が望ましい行動を継続するのを助ける方法として、彼女の研究の一環として開発されました。

 

法則うさぎ
法則うさぎ

ジョギングするときだけ、カッコイイジャージを着ていい・・ってこと?

イトケン
イトケン

そうそう。ご褒美と違って、気が進まない行動をしている間もテンションが上がるやつね。

 

 

面倒なことと楽しいことをセットにする

例えば、多くの人がジムに行くのは苦痛ですが、お気に入りのポッドキャストを聞くのは楽しみですよね。

テンプテーション・バンドリングでは、このポッドキャストをジムでのエクササイズ中だけ聞くようにします。すると、ポッドキャストを楽しみにジムに足を運ぶようになり、運動が習慣化されやすくなります。

「ジムに行った」ご褒美に「ポッドキャストを楽しむ」のではなく、あくまでこの2つの行動をセットにすることで、気が進まない行動も習慣づけしてしまうという戦略です。

 

 

自分で試してみよう

私たちの生活でテンプテーション・バンドリングを試してみましょう。たとえば、次のように実践できます。

面倒臭い日報作成の時だけ、高級万年筆を使う。

勉強・仕事の休憩時間にだけ好きなスナックを食べる。

オンラインショッピングは、週末の計画を立てた後だけ買ってよい。

テンプテーション・バンドリングは、楽しみながら良い習慣を身につけるための素晴らしい手法です。

この方法を使って、毎日をもっと生産的かつ楽しく過ごしましょう。

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