自己効力感

自己効力感とは

自己効力感（self-efficacy）とは、個人が自分の能力を信じ、特定の状況下で目標を達成するための行動を起こすことができるという自信のこと。

つまり、新たな環境に身を置いた時などに「ここで自分はきっと上手くやれる」と感じる自信のことで、自分がどのような困難に直面しても、その状況を乗り越えることができると信じる感覚を指します。

この概念は、心理学者アルバート・バンデューラによって提唱されました。

法則うさぎ

いわゆる「俺、やれてる感」ね。

イトケン

そうそう。こんなのは勝手な思い込みで全然OK。

自己効力感は、挑戦的な目標を設定し、それに向かって努力する動機付けになります。

自己効力感が高い人は、困難な状況に直面しても諦めず、解決策を見つけようとします。逆に、自己効力感が低い人は、挑戦を避けたり、困難が生じるとすぐに諦める傾向があります。

自己効力感は、学業、職業、健康管理、人間関係など、日常生活の多くの側面に影響を及ぼします。

自己効力感を高めるためには、以下の点が効果的と言われています。

成功体験の積み重ね
小さな成功を積み重ねることで、自信を育てます。（達成経験）

お手本に学ぶ
成功している他人を観察し、その行動を模倣します。（代理経験）

肯定的な自己暗示
自分自身にポジティブな言葉をかけ、自信を養います。（言語的説得）

ストレス管理
ストレスを効果的に管理し、挑戦に対する耐性を高めます。（生理的情緒的高揚）

自己効力感は、個人の成功と幸福に大きく貢献する重要な要素です。

自己効力感を理解し、それを日々の生活に活かすことで、より充実した人生を送る第一歩を踏み出しましょう。

自己効力感を高めることで、自分の可能性を最大限に引き出し、夢や目標に向かって前進することができるはずです。

（参考文献）
林伸二「人と組織を変える自己効力」同文館出版（2014）https://amzn.to/48pMHQk