バナナ理論とは
バナナ理論(Banana theory)とは、相反する要素を持つ物事を使ってバランスを保つ、物語の表現手法のこと。
バナナを食べながらだと、いくら熱いセリフでもちょっとコミカルになってしまう。
熱いメッセージがクドくなりすぎないように、バナナのようなコミカルな要素を持ち出してきて、作品のバランスを保つのがバナナ理論です。
提唱者であり漫画家の小山宙哉さんが、自身の大人気作品「宇宙兄弟」でよく活用している手法です。
法則うさぎ
確かに「宇宙兄弟」って、熱いセリフが結構あるんだよね。
イトケン
それでも、読みやすいのはバナナのおかげかも♪
ユーモアの不思議な力
バナナ理論は、ユーモアを取り入れることで、シリアスな物語も分かりやすくする物語の表現手法です。
実際に「宇宙兄弟」には、バナナを食べながら熱いメッセージを語るシーンはなかったように思えますが、同等のコミカルなシーンは満載です。
実はユーモアには、メッセージの伝達をより効果的にできる作用があると言われています。
これは、コミカルなシーンによるリラックス効果で、難しい話題や批判的なフィードバックでさえも、ユーモアを交えることで、より情報をオープンに受け入れやすくなるというわけです。
よって、熱いセリフや難しい文章もすらすらと取り組みやすく感じることができます。
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