端数効果とは
端数効果(端数価格効果, Left digit bias)とは、価格に端数をつけて消費者に安く感じさせること。例えば、10000円と9980円に実際の価格差以上の大きな差を感じてしまう現象です。
10000円という大台に乗るか乗らないかという点と、20円のお釣りの存在が、心理的な抵抗を小さくしているためお得に感じてしまうというものです。
日本では1980円や980円という「8」の数字が鍵になっており、スーパーや量販店などのお店でそのような価格設定を見かけることがあります。海外では£99や$1.99といったように「9」の数字が消費者の購買意欲を刺激するポイントになっています。
法則うさぎ
大台に乗ってないし、お釣りまで貰える!
イトケン
・・確かにお得に感じるね♪
端数に揺さぶられる感情
端数が存在すると、私たちはその差額を「割引」や「お得」と認識しやすくなります。
これは心理的アンカリングと呼ばれ、少額の端数が買い物をする際に、価格が安く感じられ、購入が増加することがあります。
また、端数が価格に与える影響は、合理性と感情のバランスを考えられます。
合理的には20円の差額は大きな意味を持たないかもしれませんが、感情的には「安い方が良い」という傾向が働きます。この葛藤が購入意思決定に影響を与えます。
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