さくらんぼ分割法とは
さくらんぼ分割法(Cherry split)とは、主題をどんどん分割して得られたキーワードを組み合わせることで新たなアイデアを生み出そうとする発想法のこと。
例えば、「カッコいいおっさん」という主題を分割していくことで、様々なキーワードが見えてきます。
このように分割をしていくと、いろんなキーワードが見つかります。
そして、これらのキーワードを組み合わせて新たなアイデアを作り出すというものです。
法則うさぎ
ずいぶんポジティブな分割だねー「おっさん」にしては
イトケン
そういう意図も組み込んだ分割なのだ♪
自由気ままにアイデアを出す難しさ
私たちのアイデアやひらめきは、過去の経験や刺激に対するアウトプットであったり、もしくは常識的な枠組みの中で生み出されたものであることが少なくありません。
自由なアイデア出しとは言え、直前に観た映画や耳にしたニュース、そして常識という先入観にどうしても影響を受けた発想をしてしまいます。
このさくらんぼ分割法では、分割したキーワードを総当たり的に組み合わせ、なんだか良さげなものをみつけるという作業で、発想の偏りや先入観から逃れられたアイデアが生み出されるというしくみです。
似たようなもので属性列挙法というアイデア発想法がありますが、さくらんぼ分割法を考案した元米軍の情報専門家であり創造的思考法の第一人者であるマイケル・マハルコによると、より気軽に簡単に扱うことができるのがさくらんぼ分割法であるとのこと。以下のような点がその特徴です。
・たった2つに分けるなんて、そもそも無理なので自由気ままに分割OK。
・どこまで分割するのかということも自由。自由に掘り下げてOK。
・モレやダブリが無いほうがいいけど、あっても気にしない。
(参考文献)
マイケル・マハルコ「アイデア・バイブル」ダイヤモンド社(2012)
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