RACIチャート

フレームワーク

RACIチャートとは

RACIチャート(れいしー, RACI matrix, RACI diagram)は、プロジェクトやタスクにおいて、誰が責任を持ち、誰が支援するのか、誰がアドバイスするのか、誰が情報を提供するのかを明示するためのツールです。

RACIは以下の役割を表しています。

Responsible 実行責任者
実際に作業を行い、タスクを完了する責任がある人。

Accountable 説明責任者
タスクの内容や進捗状況を組織の内外に説明する責任を持つ人。

Consulted 協業先
重要な意見や情報を提供する人。連絡を受けるだけでなく、積極的に支援・アドバイスする役割を担う。(双方向対話)

Informed 報告先
結果や進捗について通知を受け、進捗を常に把握している人。(一方向の通信)

 

法則うさぎ
法則うさぎ

常に連絡を取り合う人と、報告だけしとけばいい人。いろんな関係者がいるもんね。

イトケン
イトケン

役割と責任がハッキリするよ。

 

 

RACIチャートの作成手順

作業内容AさんBさんCさんDさんEさん
タスク1R/AIIC/I
タスク2ARIC/I
タスク3IRC/IC/I
タスク4IR/ARRI
タスク5IARRI

RACIチャートを作成するためには以下の手順を追います。

ステップ1
タスクやプロジェクトの分解
プロジェクトやタスクを細かく分解し、具体的なアクションアイテムをリスト化します。

ステップ2
役割の定義
各アクションアイテムに対して、誰が責任を持ち、誰が支援し、誰がアドバイスし、誰が情報提供者となるかを明確に定義します。

ステップ3
RACIチャートの作成
表形式でRACIチャートを作成します。行にアクションアイテム、列にR、A、C、Iの役割を配置し、それぞれに該当する担当者の名前を入れます。

 

 

RACIチャートのメリット

RACIチャートを使用することには以下のメリットがあります。

役割と責任の明確化
チーム全体が誰が何を担当するのかを理解しやすくなります。

コミュニケーションの向上
メンバー間の連携やコミュニケーションが円滑になります。

意思決定の迅速化
アクションアイテムに対する最終的な意思決定を行う担当者が明確になり、プロセスが迅速化されます。

RACIチャートはプロジェクトマネジメントにおいて非常に有用なツールであり、プロジェクト全体の透明性と効率性を向上させるのに役立ちます。是非、プロジェクトの計画や遂行においてRACIチャートを導入してみてください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました