藁人形論法とは
藁人形論法(Straw man fallacy)とは、相手の主張を正確に捉えずに歪めたり、単純化して攻撃する話術のこと。
この話術では、本来の議論を避け、勝手に作り上げた「藁人形」を打倒することで、自分の立場が優れているかのように見せかけていることから名づけられました。
例:
Aさん
「子供たちにはもっと野菜を食べさせるべきだ」
Bさん
「子供に肉を一切食べさせるべきではないと言うことか!怒」
上記の例では、実際の主張(もっと野菜を食べさせるべき)とは異なる、歪められた主張(肉を一切食べさせないべき)を攻撃の対象にしています。
つまり、議論している相手ではなく、攻撃しやすい偽の対象を作り出して戦っているわけです。
単純な「話のすり替えテクニック」なんですが、意外と第三者には議論が優位であるように見せかけることができます。
法則うさぎ
いわゆる「ズルい話術」だね。
イトケン
ひっかからないように注意しなきゃ
藁人形論法を見破る方法
藁人形論法は、相手の主張を正しく扱わず、議論を誤った方向に導くため、建設的な対話や真実の追求には有害です。
論理的思考や批判的思考を養う上で、このような誤謬を認識し、避けることが重要です。
藁人形論法に騙されないように、3つのポイントをご紹介します。
藁人形論法は、誤解や誤解釈に基づく議論です。この手法を見破り、避けることは、より公平で建設的な対話を促進するために不可欠です。
相手の言葉を正確に捉え、理解を深めることで、真実に近づき、より意義深い議論が可能になります。
議論は、異なる視点を共有し、理解を深める貴重な機会です。藁人形論法のような誤謬を避けることで、私たちはその機会を最大限に活用することができるのです。
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