クロノスタシス

認知

クロノスタシスとは

クロノスタシス(Chronostasis)とは、時間の知覚が一時的に歪む現象で、特に目を急に動かした直後に最初に見た物体が静止して見える体験のこと。

この現象は最も一般的に、時計の秒針を見つめた時に体験されます。たまに最初の秒が通常よりも長く感じられることってありますよね。

 

法則うさぎ
法則うさぎ

あるある!不思議に思ってたよソレ!

イトケン
イトケン

ある意味、脳の錯覚ですかね。

 

 

クロノスタシスの仕組み

この不思議な現象の背後には、私たちの視覚システムと時間知覚の仕組みが関係しています。

人間の目は常に微細な動きをしており、特に「サッケード」と呼ばれる高速で急な動きをします。

この動きの間、私たちの脳は新しい視覚情報を一時的に処理停止します。

その結果、サッケードの後に目が新しい固定点に到達すると、脳はその瞬間を「伸ばし」、より長く感じさせることで、情報処理のギャップを補います。

時計の秒針に限らず、私たちはクロノスタシスを日常生活でのさまざまな場面で無意識のうちに体験しています。

例えば、会話中に相手の顔から時計へと目を移した時や、本を読んでいる時にページ上の異なる部分へ視線を移動させた時などです。

これらの瞬間においても、時間がわずかに伸びたように感じることがあります。

 

 

時の流れは主観的である

クロノスタシスは、私たちの知覚と脳の処理能力に関する非常に興味深い側面を明らかにします。

この現象を理解することで、私たちが経験する時間の流れが、実際には非常に主観的であること、そして日々の経験が私たちの感覚や認識にどのように依存しているかを理解する手がかりを得ることができます。

時計の秒針を次に見つめる時は、この不思議な時間の伸び縮みを思い出してみてください。

それは、私たちの脳が現実を捉えるために行っている驚くべき調整の一つに過ぎないのですから。

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