パラメトリック見積りとは
パラメトリック見積り(Parametric estimating)とは、過去の情報を基にして変数を設け、計画事の所要期間やコストを見積る技法のことです。係数見積りとも呼ばれます。
簡単な例えで説明すると以下のようになります。
・「25㎡の草むしりはいつも30分くらいで終わるし・・」
・「今回は、広さが4倍なので時間も4倍の120分くらいだな。」
つまり、広さがいつもの4倍なら作業時間は120分!
という見積り方法のこと。
法則うさぎ
そんな単純なものなのかな・・
イトケン
いわゆる理論値ってやつだね。
パラメトリック見積りのメリット・デメリット
パラメトリック見積りは、過去の情報とその他の変数で必要な時間やコストを算出する手法です。
同じように過去の情報を使う見積り手法の類推見積りは、過去の情報をそのまま使うために
「こないだと同じような計画だから予算もその時と同じくらいだろう」
と、いう見積りになりますが、パラメトリック見積りは過去データに変数を設け、推定式を使って理論値を算出する見積り方法です。
そのためパラメトリック見積りは、類推見積りよりも柔軟に様々なケースに対応できることができますが、過去の計画が、「似たようなもの」よりも「同じようなもの」であった場合、さすがにその精度は類推見積りのほうに軍配が上がってしまいます。
(参考文献)
A Guide to the Project Management Body of Knowledge, Project Management Institute
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