仮説思考

アイデア

仮説思考とは

仮説思考(Hypothetical thinking)とは、その時点の情報をもとに仮の答えを立て、その仮説を基に検証をしていく思考法のこと。

なにかの壁にぶち当たった時など、どう対処すべきかを判断するには情報(判断材料)が必要になります。しかし、現在進行形で進んでいる課題に対処するための情報が不足していることが少なくありません。

仮説思考は今ある判断材料をもとに、仮説を先に立てることで効率よく問題を解決したり、結論にたどり着くことができる思考法です。

 

法則うさぎ
法則うさぎ

判断材料が少ないと、仮説を立てるのも難しいと思うんだけど・・

イトケン
イトケン

仮説思考を繰り返すうちに、だんだんとその精度は上がっていくよ♪

 

 

ポイントは「振り返り」にある

 

例えば、混雑するスーパーのレジ待ちの列。さっさと会計を済ませる為にどの列に並ぶべきか。

【仮説】

・一見、こちらの列に並んでいる人数は少ないけど…
・でも、その列に並んでるお客さんの買い物カゴはみんなパンパン満杯
・ならば、並んでいる人数は多いけど、購入商品の少ない人の列に並ぶべき

このような仮説を立てましたが、

残念ながら「レジ打ちの店員さんが新人のパートさんだった」という判断材料を見逃していたために、進みが悪いほうのレジ待ち列に並んでしまいました。

 

しかし仮説思考の素晴らしいところは、このような判断を誤ったときです。
なぜ自分は判断を間違えてしまったのか、どんな判断材料を見落としていたのか。

「そういえば、レジ打ちの店員さんの名札に初心者マークがあったか・・」

そうやって自らの仮説を検証することで、次の仮説を立てる場面では今回の仮説で見落とした箇所を考慮することができます。

この記事を読んでいただいている方のなかには、名札に初心者マークがついているかどうかなんて、そんなの気付けるはずがないと思う方もいらっしゃるかもしれません。

それでも、繰り返し繰り返し自らの仮説を検証した人というのは、こういう細かな箇所に気付くことができます。

つまり、過去に立てた仮説を検証することで、だんだん精度の高い仮説を立てることができるようになるわけです。

 

他の人が気付けないことに気付くことができる人というのは、頭の作りが普通の人とは違って優秀というわけでもなく、観察力が優れているというわけでもなく、ただひたすら無意識に自らの仮説を振り返り検証しまくっている習慣を持っている人ということです。

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