プッシュ型/プル型コミュニケーションとは
プッシュ型/プル型コミュニケーション(Push/Pull communication models)とは、コミュニケーションにおける2つの情報伝達方式のこと。
プッシュ型の情報伝達は、情報提供者が情報をアクティブに送信し、受信者はそれを受け取る形式です。例えば、通知やアラートがこれに該当します。
一方で、プル型の情報伝達は、受信者が必要に応じて情報を取得する形式で、リクエストに基づいて情報が提供されます。ウェブページの閲覧や検索エンジンの利用がその例です。
内容に適した伝達方法があるってことか!
適切な方式を選ぶことで、伝達ミスがグッと減るよ。
プッシュ型の情報伝達
プッシュ型は、情報提供者がアクティブに情報を送信する方式で、受信者がリクエストしなくても情報が届く仕組みです。
例えば、LINE等のメッセージ通知やアラートが挙げられます。アプリの更新通知も典型的なプッシュ型の例です。
プル型の情報伝達
プル型は、受信者が必要に応じて情報を取得する方式です。情報提供者は受信者のリクエストに応じて情報を提供します。
ウェブページの閲覧やオンデマンドのストリーミングサービスがプル型の例です。
ちなみに電話がかかってくることは、呼出音が鳴り、受信者は電話を取る必要があるのでプッシュ型と言えますが、電話を架けることは受信者の要求に基づいて情報を引き出すためプル型と言えます。
情報伝達には内容に適した方式が存在する
例えば、社内のメンバー全員に共有する情報は、1人1人に連絡をするのではなく、知らせるべき情報を社内SNSや掲示板に掲載するプル型の情報伝達が有効です。
また逆に、トラブル発生時や緊急事態では、掲示板などでお知らせするよりも1人1人にLINEするプッシュ型の情報伝達が適しているでしょう。
基本的に情報伝達には発信する側に責任があります。
誤った情報伝達方式を使うことで、情報の遅延や連絡の見逃し、緊急性の低下、UXの悪化、タイムリーな対応が疎かになってしまうなどの弊害が発生します。
プッシュ型とプル型は、異なる状況やニーズに対応するために使用されます。重要なのは、どちらの方式が特定の状況において適しているかを理解し、適切に活用することです。
情報提供者と受信者の相互作用を考慮しながら、最適な情報伝達方式を選択しましょう。
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