ペルソナ

UI/UX

ペルソナとは

ペルソナ(Persona marketing)とは、ターゲットとなる顧客層を具体的なキャラクターを設定し、そのキャラクター像に基づいてマーケティング戦略を立てる手法です。

これにより、顧客のニーズや行動パターンを理解し、ターゲティングをより的確に行うことができます。

「Visual Basicの父」と呼ばれるアメリカのソフトウェア開発者、アラン・クーパーが提唱しました。

 

法則うさぎ
法則うさぎ

キャラクターを徹底的に作り上げて、その人がやりそうなこと、欲しそうなものを考えるってことか。

イトケン
イトケン

その為には、結構キャラクターを作りこまなきゃいけないね。

 

 

「40代男性」だけではキャラクターの行動が見えてこない

40代男性向けの商品を開発する時に「40代男性」というペルソナでは、彼が朝から夜までどんな生活で動いているのか、何が好きなのか、どういう時にこの商品を手に取るのか。抽象的すぎて彼の行動までなかなか見えてきません。

「40代男性」というターゲットに、人格や個性を具体的に設定していくことで、あたかも1人の人間としてキャラ立ちさせたものがペルソナです。

コトドリの記事「効果的なペルソナの作り方とは」より(https://kotodori.jp/strategy/how-to-make-an-effective-persona/)

フィットネスジムのペルソナ
名前: マイク
年齢: 35歳
職業: サラリーマン
興味: 健康、フィットネス、ストレス解消
ニーズ: 仕事の合間に通えるジム。効率的なトレーニングプランと栄養指導が欲しい。

オンラインファッションストアのペルソナ
名前: ジェニファー
年齢: 28歳
職業: マーケティング担当のプロフェッショナル
興味: ファッション、トレンド、スタイリング
ニーズ: 仕事用とカジュアル用のおしゃれなアパレルが必要。忙しいスケジュールの中でシンプルなスタイリングを求めている。

ペルソナを通じて、顧客のニーズや要望を深く理解することができます。どのような価値を求め、どのような課題を抱えているのかを把握することで、顧客に本当に役立つ商品やサービスを提供することができます。

 

 

ペルソナの作成手順

データ収集
まず、顧客のデモグラフィック情報(年齢、性別、職業など)や興味関心などの情報を収集します。ウェブアナリティクスや市場調査を活用しましょう。

キャラクター設定
収集した情報をもとに、架空の人物を作成します。名前や背景、趣味などを設定し、その人物像を具体的にイメージします。

ニーズと課題の洗い出し
ペルソナが抱えるであろうニーズや課題を洗い出します。彼らが何に関心を持ち、どのような問題を抱えているかを理解します。

マーケティング戦略の立案
ペルソナの特性に基づいて、コンテンツ制作や広告の戦略を立案します。彼らが興味を持ちそうなテーマやチャンネルを選定します。

 

 

ペルソナの活用法

コンテンツ制作
ペルソナの関心に合ったコンテンツを制作しましょう。彼らが価値を感じる情報を提供することで、エンゲージメントを高めることができます。

広告ターゲティング
ペルソナの特性に合わせて広告をターゲティングします。これにより、広告のクリック率やコンバージョン率を向上させることが可能です。

製品開発
ペルソナのニーズや要望を考慮して、新しい製品やサービスを開発することができます。顧客満足度の向上に繋がります。

ペルソナは、マーケティング戦略を成功させるための重要なツールです。顧客のニーズや行動を理解し、的確な戦略を展開するために、ぜひ活用してみましょう。

(参考文献)
ジョン.S.プルーイット、タマラ・アドリン著、秋本芳伸、岡田泰子、ラリス資子訳(2007)『ペルソナ戦略-マーケティング、製品開発、デザインを顧客志向にする』 ダイヤモンド社

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