最後の藁

やる気

最後の藁とは

最後の藁(The last straw)とは、ある状況や問題に対して耐えていた人が、ついに耐えられなくなるきっかけとなる最後の出来事を指します。

この表現は、荷物をたくさん積載したラクダの背中に、最後に(軽いはずの)藁を乗せたことで限界を越えてしまう「最後の一藁がラクダの背を折る」という古いことわざから来ていて、多くの小さな問題が積み重なり、最後に小さなことが加わることで、全体の限界を超えることを意味します。

 

法則うさぎ
法則うさぎ

軽い藁が、限界点を突破してしまうところが面白いね。

イトケン
イトケン

ある意味、そのせいで問題が発生しやすいのだ。

 

 

最後の藁の例

取引相手からの追加要求
チームが連日遅くまで残業してプロジェクトを進行中に、クライアントからの追加要求が発生し、それがチームの士気と生産性の大幅な低下を引き起こす。

脱ぎっぱなしの靴下
常々、夫婦生活に不満を抱いていた妻が、夫の脱ぎっぱなしの靴下を見つけて激怒する。

 

最後の藁の特徴として、最終的なきっかけとなるもの自体はそれほど重大と感じられないという点があります。

ただ、これまでの状況に対して耐えていたものが、溜まりに溜まってしまい、最後はほんの小さなことで我慢の限界を越えてしまうというわけです。

そのため、上の例での「追加要求を出したクライアント」や「靴下を脱ぎっぱなしにした夫」にとっては、なぜこんな些細なことで相手が我慢の限界を越えてしまうのかがなかなか理解できません。

もちろん、これまでの積もりに積もった問題や不満があって上での「最後の藁」なのですが、そこに考えが及ばずに、逆に「こんな些細なことで」我慢の限界を越えてしまう相手を責め、大きな対立に発展することがあります。

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